2006年05月29日
カツカレーとプロ野球の意外な接点

長嶋茂雄が背負っていた栄光の背番号「3」。長嶋のイメージが強い読売巨人軍のこの背番号は、以前は千葉茂が背負っていたものだった。
その千葉茂とカツカレーのつながりとは?
1948年、巨人不動のレギュラー二塁手として活躍していた千葉は試合後、いつも通り銀座の洋食屋「グリル・スイス」へ足を運ぶ。目的は大好物のカレーとカツレツ。
しかしその日は 用事があり時間がなかったため、店主にカレーの上にカツレツを乗せて一緒に出すようにお願いした。
今では普通のカツカレーも、当時は考えられない組み合わせで店主もびっくり。当然「カツカレー」なんて名前も無い。
さて出されたカレーの上には注文通りカツレツがぽんと乗っかっていた。
「美味い!この組み合わせ、いいじゃないか!」
・・・といったかどうか定かではないが、食した千葉氏は大絶賛。
それ以来、「カツカレー」というメニューが世に出るようになったのです。
その元祖カツカレーがこれ↓

千葉氏は引退後、楽天の前身でもある「近鉄」の監督に就任。
それ以前のチーム名は「近鉄パールス」だったが、千葉の現役時代ニックネーム「猛牛」にちなんで球団名もバファローと名付けられた(のち「近鉄バファローズ」に変更)。
ちなみに球団の「猛牛マーク」は岡本太郎のデザイン。