2006年05月04日

ベーブルースが仙台に来た時の奇妙な話

ベーブルースが仙台に来た時の奇妙な話仙台にベーブルースが来たのは有名な話だけど、

その時の来日がその後のアメリカと日本の戦争に大きく影響を与えたのはあまり知られていない。

昭和9年11月、アメリカメジャーリーグ選抜軍35名が横浜港に来日。メンバーはベーブルースやルー・ゲーリックなど超一流ばかり。
日本は読売新聞社・正力松太郎により「大日本東京野球倶楽部」を結成(のちの巨人)し、仙台をはじめ函館、小倉、など地方球場で転戦をかさねた(戦績はアメリカの18戦18勝。滅茶苦茶強い)。

このアメリカ軍一行の中にバーグというキャッチャーがいた。バーグは1人だけチームとは離れて東京に残る。そして8ミリ映写機を持つと、築地にあるS病院を訪れた。この時点で東京都内で一番高いビルは7階建てのこの病院である。

バーグはS病院の屋上に上がり、展望台の頂点まで上って8ミリ映写機で東京を360度ぐるりゆっくりと撮影した。要するに東京で一番高い地点から市内を撮影したわけだ。

理由は彼がアメリカ政府の「公認スパイ」だったからである。
いまでもバーグのスパイとしての実績資料はアメリカ総務相に保存もされている。

もちろん本当にメジャーリーグの選手でもあったので、来日の歓迎会ではオープンカーにべーブルースらと乗って、日本人に旗を振られて大歓迎を受けている。

それから8年後、米空軍による東京の空襲が行われた。あの有名なB-29から投下された空襲の基本資料は、この時S病院から撮影したバーグの撮影フィルムであった・・・という話。

ベーブルースはこれ知ってたのかなー?っていつも思います。恐山のいたこにきいてみようかな?
※ちなみにこの18戦のうち仙台で行われた試合ではルース、ホームランを打っています。八木山動物園に記念の像がありますよ。

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Posted by 僕 at 00:44│Comments(0)歴史
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八木山動物公園で携帯で撮ったベーブルースの写真があるのでUPします。園内を歩いていていると前触れも無く現れるので、一瞬動物かと思ってしまいます。野球好きなら一度は見るべき!
ベーブは本当にいた【素潜りするよ どこまでも】at 2006年05月18日 12:46
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